介護の世界は辛いものなのか

介護の仕事は慢性的に人手が不足しているので、非常勤のパートやアルバイトなどは求人が常に出ており希望者はすぐに働き始めることができる。また、転職者も多く、30代に入るとなかなか転職が難しいと言われているが、介護の業界ではその資格さえ取ることができれば仕事はいくらでもあるというのが事実だ。

介護福祉士になるには

介護福祉士になるためには国家試験に合格して資格を取得することが必要である。国家試験は、介護の実務経験3年以上、またはそれに準ずる者に受験資格が与えられる。準ずる者とは、高校または2年以上の高校の専攻科において福祉の所定の科目を修了し卒業した者のことをいう。また、介護の養成学校を卒業した者にもその受験資格が与えられる。厚生労働省が指定するこの介護の養成学校には2種類あり、1つは専門学校、短期大学、大学などの2年以上の養成学校、もう1つは保育士(保母)の資格を持っている者を対象とした1年間の養成学校である。

仕事内容

介護福祉士の仕事は大きくわけて4つある。まず、身体の介護。食事や移動(ベッドとの行き来など)、排泄、入浴、衣類の着脱、歯磨きなど、対象者の身辺においてやることがたくさんある。次に生活援助。掃除、選択、買い物など日常的な家事をこなすことである。なかでも在宅介護の場合、その家のルールが存在することもあるので、その辺りへの配慮が必要ということもあり、この生活援助は非常に重要なポイントとなってくる。介護福祉士は家庭の人たちと相談し、その場におけるより良い方法を模索することが求められる。3つ目は相談・助言である。対象者だけでなくその家族も安心して介護生活を送れるように、道具や家のなかで気をつけるべき場所など、介護全般に関する専門知識が必要不可欠となる。最後は社会活動支援。対象者はどうしても孤独で、なかなか外の世界と接点を持つことが難しい。地域の情報を提供したり、対人関係が発生する状況をつくってあげたりすることも求められる。

収入

施設正規雇用の介護福祉士の月収は15万円?17万円くらいと決して高いとは言えない。休みが不定期で変則的な勤務時間であることと(夜勤があることも)、その仕事内容から肉体的にも精神的にも参ってしまって退職する人も少なくない。ただそれ故、前述した通り慢性的な人手不足に陥っている業界でもあるので、気力と体力さえあれば仕事をして生きていくことはじゅうぶんにできる職業である。