誰もが憧れた客室乗務員の実態

女性が憧れる職業として支持をあつめる職業の上位にあるのが、客室乗務員(キャビンアテンダント・CA)ではないだろうか。 まずその仕事内容を紹介したい。航空会社の組織は「運行部門」、「サービス部門」、「整備部門」、「営業部門」の4つから構成されている。このなかの「サービス部門」に「客室本部」というものがあり、客室乗務員はそこに所属することとなる。 仕事は「機内サービス」と「保安管理」の2つにわけることができる。 まず「機内サービス」は、乗客が安全で快適な空の旅ができるように、一人ひとりの様子を常に配慮しながら、食事や飲み物の提供を行う。加えて、離着陸の際に注意事項を説明や非常時の案内をしたり、機内食や毛布などの配布をしたり、機内販売も行う。 「保安管理」は一言で言えば、乗客の安全を守ることである。急病人が出たときの応急処置、天候が荒れている際の機内での安全確保、ハイジャックのような事件やエンジントラブルによる緊急着陸というような、様々な特殊なケースのときに冷静に乗客の安全のための誘導をしなければならない。

客室乗務員になるためには

転職で客室乗務員を目指す場合は、既卒枠で採用試験を受けることになる。既卒(中途採用)の場合でも、新卒と同様、契約社員として入社してキャリアをスタートさせることとなる。まず契約社員として3年勤務して、そのなかでそれぞれの希望や能力などを踏まえて正社員となっていく流れが一般的である。 客室乗務員になるためには、航空会社の採用試験を受けなければならない。大手のJALとANAでは、新卒・既卒に関わらず専門学校卒業以上の学歴が求められる。学歴だけでなく、年齢や身長制限、居住条件からTOEICのスコア(600点以上)などなど、応募するための条件は多い。求人状況は毎年変化し、大手では数百人、小さな会社では数十人ということもある。

まとめ

客室乗務員は既卒者や転職希望者に対して間口が狭いわけではない。しかし、飛行機のなかで長時間の仕事という特殊な状況、国際線であれば時差への対応も求められることから、体力勝負であることは間違いない。また、そんな特殊な状況のなかでも、常に乗客に気を配り、緊急事態でも冷静さを保って対応しなければならず、柔軟さや教養の深さなど人間力が露になる場面が多々ある。語学力は必須であり、採用されても最初の3年間は契約社員としての勤務であることなど、忍耐力が必要な面も多くある。